いよいよ夏祭りのシーズンがやってきました。7月30日から8月5日まで黒石ねぶた祭り。そして、8月14日から16日まで黒石よされ祭りがおこなわれます。15、16、2日間は夜7時から9時まで市内中心商店街で流し踊りがおこなわれます。右の黒石市民ならおなじみの稲穂にすずめ柄の黒石よされ浴衣は稲穂が手踊りと共に揺らぐ、なんともすばらしいデザインである。この稲穂にすずめ柄浴衣の型紙が当店にのこっているので紹介します。
型紙は和紙に型彫りし紗の生地を張って柿渋で仕上げたものと思われ、保存してあった新聞紙の日付けが昭和48年1月7日なので、それ以前に使われたものと思われます。型紙は全部で11枚です。この2枚は袖の部分で、左が左袖、右が右袖の前と後ろの型紙です。
左は上前の前身頃の柄で、右は後ろ身頃左の柄の型紙です。
左は後ろ身頃右の柄で、右は下前の身頃の柄の型紙です。
右の方が下前のおくみの部分の型紙です。
右2枚が肩から背にかけて稲穂に飛び降りてくるすずめを描いています。この浴衣のポイントとなる図柄の型紙です。
右の型紙は最初の方にに紹介した上前の身頃の型紙で、左が上前のおくみ柄と衿の部分の柄の型紙です。